交通事故体験記

 車社会の現代において交通事故が起こらない日はありません。平成28年の49万9,201件、平成29年でも47万2,165件の交通事故があり、一日の平均ではおよそ1,300件の交通事故が発生しています。歩行者や自転車はもちろんですが、車を運転する人にとっては被害者にも加害者にもなることが考えられ、交通事故災害に関しては決して他人事ではありません。

 また、交通事故によるケガは自動車、バイク、自転車、歩行者などそれぞれの状況により様々な病態が考えられ、その治療内容や治癒経過も事故の状況によってまったく変わってきます。近年飲酒運転に対する罰則が強化されたことにより、ひき逃げや当て逃げといったケースも増えており被害が重症化したり十分な補償を受けられないなど、社会問題化していることも事実です。

交通事故体験記 ~突然降りかかる災害と痛み~

平成17年8月19日(金)

12時50分、午前中の診療が終わり妻と昼食をとろうと駐車場を出ました。院の前の道路を左に曲がり2つ目の信号に差し掛かったとき、信号が赤に変わったため前車に続いて停車しました。

『何食べる?』
『来集軒いこうか、広東メン食べたいよね。』

などとたわいもない話をしながら信号が変わるのを待っていると、『ガツッ!』後方から強い衝撃と『バリバリッ!』と何かが壊れるような激しい音を感じました。

『えっ、なに、なに!?』

運転席にいた妻は何が起こったのか分からない様子でしたが、とっさに私は『やられた!』と思い外に出ると、

『すみません、ちょっとよそ見をしていたもので…。』

完全なる追突事故。

車を見てみると後ろのバンパーがベッコリとへこみ、ドアとの隙間もずいぶん歪んでいます。

車を道路のわきに寄せ、まず警察に電話。その後相手の身元確認、ナンバー、車検証、保険証書の確認。しばらくするとけたたましいサイレンの音とともにパトカーが到着し、警察官に現場の状況説明。

『この通りは事故が多いんですよ。』と警察官、

確かにこの現場付近での追突や接触、転倒などの話はよく聞きましたが、実際に自分の身に降りかかるとは思ってもいませんでした。

幸い当時1歳だった娘は、近所にある妻の実家に預けていたので事故に遭うことはありませんでしたが、もしも車の中にいたらと思うと、頭の中では『わーん、わーん』と娘の泣く声が響いているようでした。

 

また私自身に異常はなかったものの、妻が首を動かす際の痛みやズキズキとした熱感を訴えいわゆる『むち打ち』の療養をすることになってしまいました。まさに交通事故でのケガを治療する立場から事故の被害者となってしまったのです。

後日、警察から人身事故の扱いにするため加害者とともに来るように言われた際も、加害者が仕事の都合などと逃げ回り、相手方の保険会社に何度となく連絡したりと本当に大変な思いをしました。

しかしこの体験から、普段は目にすることのない交通事故対策を知ることになったのでした。

 

交通事故に遭ったときの対処法、警察への届け出、加害者・保険会社との話し合い、損害賠償や慰謝料の算定方法などなど…。

現在は、妻の『むち打ち』も良好に回復し痛みもなく順調ですが、この体験から小野整骨院に来院される交通事故被害者の患者さんたちには、個々の事例についてより貴重な情報提供ができるようになりました。

まずは交通事故の一般的対策を記載いたしましたので、ご覧ください。

 

 

 

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